日焼けをしたら脱毛サロンに通えなくなるって本当?
どうしてダメなの?
実際に日焼けをしてしまったら、どうなるの?
と、気になっていませんか?脱毛サロンの公式HPのQ&Aやカウンセリングでの注意事項では、ほとんどの場合「日焼けをした肌には施術ができません」とされています。
まるで当たり前のルールのようになっていますが、実際のところ、それはなぜなのでしょうか?この記事では、脱毛サロンにおける
日焼けNGルールの理由
日焼け対策
について、徹底解説。あわせて、日焼け肌でも脱毛してくれる脱毛サロンも紹介します。日焼けをしやすい体質の人や、普段から外で過ごす時間が長いという人は、ぜひ参考にしてくださいね。
脱毛中に日焼けをしてはいけない理由
早速、結論から見ていきましょう。脱毛期間中に日焼けをしてはいけない理由を、詳しく説明します。
脱毛機の光がメラニン色素に反応してしまうから
脱毛サロンの光脱毛も、医療脱毛クリニックのレーザー脱毛も、基本的には「成長期の黒い毛」をターゲットとしています。毛に含まれるメラニン色素が脱毛機の光を吸収し、その光が毛根に届いてダメージを与える仕組みなのです。
つまり、脱毛機の光はメラニン色素に反応するということになります。皮膚にもメラニン色素が含まれていて、色素が濃ければ濃いほど肌の色も濃くなりますよね。
脱毛機の光は、一瞬の照射でも約70~80℃の熱を出します。その熱が肌に吸収されると熱傷などの肌トラブルが起こりやすいため、一般的な脱毛サロンでは「日焼けNG」としているのです。
スタッフ
日焼け肌に光を照射しても危険がない脱毛機もあります。毛質に関係なく脱毛できるSHR脱毛やハイパースキン脱毛が、それに該当します。
肌トラブルのリスクが高まるから
そもそも日焼けは、軽く火傷をしている状態です。皮膚組織がダメージを受け、肌の水分が失われ、肌色が変化したり皮がむけたりします。
脱毛機の光は人体に害を与えるものではありませんが、ただでさえ紫外線によるダメージを受け皮膚の抵抗力が失われている状態で、外部からの刺激を与えることはおすすめできません。
脱毛サロンによって、どの程度の日焼けが照射NGとされるかはそれぞれで、肌の色に変化がなければOKというところもあります。ですが、目に見える変化がなかったとしても日焼けの後は脱毛施術を受けない方が良いでしょう。
ヒリヒリ感が残る
肌が乾燥しやすくなる
など、脱毛後に起こる肌トラブルリスクは決して低くはありません。
日焼けNGの脱毛サロンはここも脱毛できない
メラニン色素が多く含まれる日焼け肌に照射ができない脱毛機は、原理上、他にも施術ができない肌質・毛質があります。まとめて見ていきましょう。
色素沈着パーツ
皮膚が黒ずんでいる部位も、脱毛機の光を吸収しやすく危険なので、照射ができません。考えられるのは、以下のパーツです。
デリケートゾーン
ヒザ
特に、IOラインの粘膜部分は色素沈着しやすいため、一般的な脱毛サロンでは「指1本分の隙間を空けて」照射されるケースが多いようです。VIOの毛量が多い人は、中心部分だけムダ毛が残ってしまうので、要注意。見た目もあまり良くありませんよね。
粘膜ギリギリまでキレイに脱毛したい人は、メラニンの有無に関係なく照射ができる脱毛サロンを選んでください。
ホクロ、シミ、アザ
ホクロやシミがあるパーツも、火傷のリスクがあるので照射NGです。ホクロはテープを貼って隠す脱毛サロンが多いですね。シミは、広範囲にわたる場合はその部分だけ避けて施術が行われます。
基本的に、他のパーツと肌の色が違ったら照射ができないと心得ておきましょう。一時的なアザなども、消えるまではその部分だけ照射ができません。毛量が多い部分にホクロやシミがあると、ムダ毛が中途半端に残ってしまう可能性があります。
産毛
メラニン色素が濃いパーツに照射ができない脱毛機は、実は産毛の脱毛ができません。
日焼け肌⇒メラニン色素が脱毛機の光を吸収しすぎるので危険
産毛⇒脱毛機の光を吸収するメラニン色素がないので影響を与えられない
日焼けをするような生活ではなく、屋外のレジャーを控えて肌を健康に保っていても、こんなところに落とし穴があるんです。比較的ムダ毛が薄く、産毛が多い人は脱毛サロンに通ってもあまり変化を感じられないかもしれません。
また、黒く濃い毛も照射を繰り返すごとに徐々に弱くなり、最後には産毛のような状態になりますから、それ以上に完璧に脱毛をすることも実は難しいのです。
脱毛サロンに通えば、最後には手触りツルツルの素肌になれると思ってしまいがちですが、脱毛機によっては最後に産毛がうっすら残っている状態で完了してしまいます。
脱毛中の日焼けに関する注意
日焼けをすると施術をしてもらえない脱毛サロン。いざ通い始める前に、注意事項を見ていきましょう。
脱毛前後2~3週間は絶対に日焼けをしない
仕事などで外にいる機会が多く、
日焼け止めクリーム
UVカットのアームカバー
などの対策もなかなかできない!という人もいますよね。そんな人は、せめて脱毛施術の前後2~3週間は徹底的に日焼け対策をしてください。
紫外線対策を含め、施術前後のスキンケアを怠るとせっかく予約をした日に施術ができないといわれ、何もせずに帰ることになってしまいます!
低刺激性の日焼け止めを使う
前述したように、脱毛サロンの光脱毛は身体に悪影響があるわけではありませんが、肌の負担になることは事実です。日焼け止めを毎日使う状況であれば、なるべく肌に刺激のないものを選びましょう。
できるだけ添加物が配合されていないもの
肌の乾燥をまねかないもの
皮膚の保護成分が配合されたもの
SPF値やPA値だけで選ぶのではなく、自分の肌に合った日焼け止めを選んでくださいね。
脱毛サロン来店時には日焼け止めを塗らない
つい忘れてしまう人も多いですが、実際に脱毛サロンに来店する時は日焼け止めクリームを塗ってはいけません。脱毛サロンの施術を受ける時は、サロンによって
冷却ジェル
専用のローション
などを使用します。日焼け止めクリームを塗っていると、
ジェルのノリが悪くなる
脱毛機の光を阻害する
など、脱毛効果に影響が出てしまうんですね。
普段はしっかり日焼け止めクリームで紫外線対策をする
脱毛サロンに行く時は日焼け止めを塗らない
というのが脱毛期間中の鉄則です。
日焼けOKの脱毛サロン4社を脱毛機から検証!
さて、ここまでは日焼けNGの脱毛サロンのお話でした。数ある脱毛サロンの中には、日焼け肌でもOKという脱毛サロンもいくつかあります。実際に脱毛機の特徴を調べ、「本当に安全なのかどうか」を検証してみました。
ラココ
引用元:ラココ公式
ラココのSHR脱毛は、メラニン色素が脱毛機の光を吸収することはありません。肌内部に低い温度の熱を蓄積させ、毛包にダメージを与える仕組みです。そのため、ラココでは日焼け肌でも脱毛施術が可能です。
日焼けをしていますが、脱毛できますか?
はい、LACOCOなら可能です。LACOCOは最新の「SHR方式」による脱毛を採用しており、これまでのような「黒いメラニン色素」に直接反応する脱毛方式ではないため、日焼け肌や色黒肌のお客さまもご利用いただけます。
引用元:ラココ公式
日焼けがOKということは、
産毛
IOの粘膜周辺部分
などの脱毛もOKということになります。ラココの脱毛機【ルミクスA9】の照射温度は約40~50℃なので痛みも少なく、それでいて全身くまなく脱毛ができるという優秀な脱毛サロンですね。
ディオーネ
引用元:ディオーネ公式
ハイパースキン脱毛サロンのディオーネも、基本的には日焼け肌OKです。脱毛機のカレンは、発毛前の発毛因子にアプローチして発毛を邪魔する性質のマシン。メラニン色素に反応する脱毛機ではありません。
ただし、赤みが残っていたり肌がヒリヒリするような状態では、施術を断られる可能性もあります。
お肌の状態が赤みがあったり、ヒリヒリしていたりと不安定な状態(普段とは違うお肌)の場合は、脱毛はお断りしております。落ち着いた状態になった場合は可能ですが、念のためサロンにてカウンセリングの際にご相談ください。
引用元:ディオーネ公式
この点から考えても、脱毛期間中はできるだけ日焼けに気をつけた方が良さそうですね。もっとも、炎症がなくただ黒くなってしまっただけであれば、施術は可能です。ラココと同様に、産毛や白髪の脱毛もOKです。
ストラッシュ
引用元:ストラッシュ公式
SHR脱毛のストラッシュも、基本的に「日焼けOK」としています。
ストラッシュのSHR脱毛では、肌表面の色素に直接反応するものではなく、肌内部の毛包に働きかけるため、日焼けした肌に施術をしても肌に負担をかけることなく安全に脱毛することが可能です。
引用元:ストラッシュ公式
黒い毛に反応しないSHR脱毛なので、ラココと同じように日焼け肌に照射をしても火傷のリスクはないということなんですね。公式HPのQ&Aの内容も、ラココとだいたい同じです。
しかし、ストラッシュが導入しているSHR脱毛機「バイマッハ」に注目してみると、少々不安が残ります。なぜなら、バイマッハはIPLの光を連続照射するマシンという説があるからです。
その証拠に、同機種を導入している脱毛サロンでは「日焼けNG」としているお店が多いんですね。
ササラ
日焼け直後のお肌に脱毛マシンの光を当てると、お肌に負担がかかり赤みやかゆみの元となってしまう可能性もあるため、原則として施術をお断りしております。また、施術後2週間ほどは日焼けをしないよう対策をお願いしております。
引用元:ササラ公式
ラドルチェ
※現在は新マシン「マスターライト」を導入
答えは『NO』です。夏場あまりにも酷く日焼けをされますと3ヵ月期間をあけて頂きます。但しお肌の色が日焼けされた色から変わられていない場合は、安全のためにもいったん施術の方はお受けする事ができません。
引用元:ラドルチェ公式
アイーナアイーナ/つる姫
以下に該当されるお客様はお手入れをお受けできない場合がございます。
・日焼けをしてお肌が黒い方、日焼けによる肌ダメージがある方
引用元:アイーナアイーナ公式
同じマシンを使っている以上、ストラッシュにも日焼け肌への照射による肌トラブルリスクがあるかもしれないと考えた方が良さそうですね。
エステティックTBCのスーパー脱毛
引用元:エステティックTBC公式
エステティックTBCには2種類の脱毛があり、美容電気脱毛のスーパー脱毛は日焼け肌でも脱毛OKです。美容電気脱毛とは、ムダ毛の毛根1つ1つに電気を流して焼き壊す方法です。
肌に光を照射する光脱毛とは違い、皮膚が脱毛機の光を吸収するということがありません。色素沈着してしまったパーツのムダ毛のお手入れもOKなので、IOラインを完璧に脱毛したい人にも人気があります。
ただし、エステティックTBCでも日焼けに関するルールは設けています。
日焼けをし、赤み、ヒリつきなどがある場合は肌に炎症がある状態ですので、脱毛ができない場合があります。
引用元:エステティックTBC公式
また、毛根に直接電気を流すのは刺激が強く、痛みもあります。
皮膚が薄い顔
デリケートゾーン
などの脱毛は、肌の状態によっては施術不可とされるケースもあるようです。
まとめ
国内にある大手の脱毛サロンのほとんどは、日焼け肌への施術はNGとしています。そのような脱毛サロンでの脱毛を希望するなら、脱毛完了するまでの3~4年は徹底的に日焼け対策をするしかありません。
その場合、初めは頑張るつもりでも、何年も続くとだんだん面倒になってくるというデメリットもあります。それならば、初めから日焼け肌OKとしている脱毛サロンに通う方が絶対に良いですよね!
当サイトの調査では、日焼けOKといえる脱毛サロンは
ラココ
ディオーネ
TBCのスーパー脱毛
の3社です。それぞれの口コミや体験談もぜひ参考にしてくださいね。脱毛サロンは、脱毛が完了するまでストレスなく通えるかどうかが重要です。日焼けを気にせず、最後までストレスフリーな脱毛ライフを送りましょう。