脱毛サロンで全身脱毛をしたいけど、初めての体験だからいろいろなことが不安……という壁は、誰にでもあるものです。
痛かったらどうしよう
予算オーバーしてしまったらどうしよう
途中で通えなくなったらどうしよう
さまざまな心配ごとや、些細な疑問のうち、多くの女性が気になっているのが「生理の時ってどうするの? 」ということではないでしょうか?
個人差はありますが、ほとんどの場合は月に1回、確実にめぐってくる生理。脱毛サロンに通う時は、仕事やプライベートのスケジュール+生理の日程を考慮 して予約を入れなければなりません。
ところが、きちんと予定を立てたつもりでも、2~3ヶ月後に周期がずれて予約日と重なってしまうケースも少なくないようです。
そこでこの記事では、運悪く脱毛の予約と生理が重なってしまった時、サロンで全身脱毛をすることはできるのかどうか ?をテーマにお届けします!
事前の心配ごとはできるだけ少なくして、ストレスのない全身脱毛を始めましょう。
生理の時はデリケートゾーンNG
結論からのべると、生理の時はデリケートゾーンの脱毛はしてもらえません。これは、どこのサロンでも同じ です。まずは、その理由を解説していきます。
出血していると照射ができないから
もっとも大きな理由として、単純に「出血している部位にはマシンを当てられない 」ということがあります。
生理の間は、デリケートゾーン全体が汚れていることが多いですよね。そのような肌にマシンを当てるとすると、照射のたびに汚れを拭き取らなければなりませんし、日数によってはつねに流血している状態の時もあります。
いくら横になっているだけといっても、そもそも生理時のデリケートゾーンは照射できる状態ではない のです。
不衛生だから
生理の経血自体は不潔なものではありませんが、他人にとっては話は別。デリケートゾーンの汚れを拭くのも、マシンについた経血を拭くのも、施術をしてくれるエステティシャンのことを考えると、精神的な負担になることはわかりますよね。
また、もし自分の前のお客さんが生理中で、同じベッドで施術を受けたばかりと考えると、どれだけ不潔ではないといわれても嫌悪感がわいてしまう のではないでしょうか?
生理に限らず、他人の体液に触れなければならない環境というのは、とても衛生的とはいえません。
肌が敏感になるから
これは多くの人が経験済みだと思いますが、生理前から生理中にかけて、女性の肌は敏感になります。
生理が近づくとニキビができやすくなったり 、肌のカサカサがひどくなったり と、女性の肌ってとてもデリケートなんですよね。
脱毛機自体は安全なものですが、肌に熱を与え、水分を奪ってしまうことには違いありません。生理時で敏感になっている肌は、普段ならなんということもない温度の熱も、ダメージとして受け取ってしまう 可能性があります。
脱毛プランによる違い
続いて、脱毛プランや脱毛部位による対応の違いをまとめました。脱毛を希望するパーツによって違ってくることがありますので、しっかりチェックしてくださいね。
全身脱毛の場合
全身脱毛を契約している場合、予約日に生理になってしまったからといって、予約自体を変更しなければならないサロンというのは、かなり少ないです。たいてい、デリケートゾーンをのぞいた全範囲の施術をしてもらえます。
パターンB…VIOとヒップをのぞく全範囲
サロンによってルールが異なるので、詳しいことはカウンセリングの時に必ず確認してくださいね。
部分脱毛の場合
部分脱毛の場合は、契約しているプランによって異なります。
手足
ワキ
背中
Vライン(サイド/トライアングル)
Iライン
Oライン
ヒップ(サロンによる)
腕やワキなどは全身の着替えなども必要ありませんし、汚れる心配もないのでOK。顔も同じです。
脚の脱毛は、太ももの上のぎりぎりまで照射してもらいたい場合、生理であることが気になるようなら、予約を変更した方が良い かもしれません。
デリケートゾーンは施術不可。ヒップの脱毛は、サロンによって対応が異なりますが、ショーツを脱ぐ必要があるので、ほとんどの場合はNGでしょう。
施術できなかった場合は?
生理日が重なってしまって、部分的に施術ができなかった場合は、生理が終わってから改めて来店という流れになります。
例えば全身脱毛だと、生理日にはVIOをのぞく範囲を施術してもらい、生理が終わってからVIOだけを施術してもらう ということです。
ただし、脱毛サロンによっては予約が混んでいて、VIOだけの脱毛予約も何ヶ月後かにしかとれない ことがあります。結局、次の回の全身脱毛と同時になってしまい、結果的には生理のためにVIOの脱毛を1回損してしまうことも……。
予約が取りやすいサロンかどうか、しっかり見極めて契約 することが大事です!
これはダメ!絶対やってはいけないこと3つ
脱毛してキレイになりたい!という気持ちは大切ですが、それでも絶対やってはいけない行為があります。3つに分けてまとめたので、参考にしてください。
こっそりタンポンを使用する
意外と多いのが、これ。
タンポンを装着すれば施術OKとしている医療脱毛クリニックはありますが、ほとんどの脱毛サロンではNGです。経血が流れなければ大丈夫ということではないので、絶対にやらないでください ね。
担当スタッフに内緒で……という人も中にはいるようですが、VIOの施術の際には絶対にバレます!
生理が終わったとウソの申告
確かに、生理の終わりかけの頃は経血の量も減り、薄めのナプキンでOKというくらいになりますよね。
ですが、外に流れださないからといって、Iライン付近が普段通り清潔かどうかというと、そうともいえません 。
脱毛サロンによっては、粘膜のギリギリまでしっかり照射してくれるところもあります。キレイになりたい女性のために頑張ってくれているスタッフさんが、生理が終わったという話を信じて通常通り施術をし、経血に触れてしまったりマシンやベッドが汚れてしまったりしたら、どういう気持ちになるでしょうか?
もうすぐ終わるところなんだからちょっとくらい……という考え方は、絶対にしてはいけませんよ。
生理が始まりそうでも内緒にする
毎月の生理との付き合いが長くなると、だいたい自分の身体のこともわかってきて、「今日にでも始まりそうだな……」ということもあると思います。
では、そんな日に脱毛の予約が入っていたら?
内緒にしてしまう
この場合、正しい対応は「できるだけ早く予約変更の連絡をする 」です。
ぎりぎりまでねばって、施術の直前や最中に生理が始まってしまったら、そちらの方が困ってしまいますよね。急なキャンセルの場合、その日の施術分は消化とされてしまうサロンもある ので、生理による予約変更はできるだけ早めにしましょう!
素朴な疑問…こんな時ってどうする?
生理をはじめとしたホルモンのめぐりは、女性のデリケートな身体のことだけに、コントロールできない場面も多々あります。いざとなって困らないために、今から考えておきましょう。
施術中に生理が始まってしまった!
わかっていたのにあえて黙っていたというわけではなく、本当に急に生理になってしまったら?
滅多にあることではありませんが、絶対にないともいいきれません 。特に、まだ10代で生理が安定していなかったり、出産後に生理が再開した後で周期が乱れてしまったりといったことは、充分に考えられます。
生理痛が軽い人だと、本当に直前まで気づかないケースもありますよね。
こういう事態も、プロのエステティシャンならきちんと対応してくれる ので、安心して大丈夫です。
ただ、その時点でまだVIOの施術が終わっていなかった場合は、残念ながらその日のうちの施術はできなくなります 。
排卵時期のルールは?
脱毛サロンでは、生理と重なってしまった時のルールは決まっていますが、排卵日に関しては特別な決まりはありません。NGルールもありません。
ただ、排卵日前後になるとオリモノの量が増えてしまうという人は、事前に話しておいた方が良いですね。施術ができなくなるということはありませんが、デリケートゾーンが気になってリラックスできないということがあれば、スタッフさんがきちんと相談に乗ってくれます。
また、排卵日前後から生理前にかけて体調が悪くなる女性も多いので、そんな時は無理をしないのが一番です。脱毛よりも、ゆっくり身体を休めましょう。
スムーズな脱毛には来店ペースの把握が欠かせない
生理日+排卵日に重ならないよう、そしてできるだけ希望日に施術を受けられるように予約をとりたい!
そう思うのは、誰もが同じです。やはり、脱毛を始めるからには最後までノンストップで進みたいですからね。
そこで大事なのは、サロンの方針である施術のペースと予約の取りやすさです。
脱毛サロンの来店頻度は、大きく分けて3パターンあります。
1ヶ月に1回
2週間に1回
【1】の2~3ヶ月に1回ペースは、生理周期が安定しない人には向いていません。なぜなら、予約を入れた2~3ヶ月後に予想通りの周期で生理がくるかどうか、まだわからないからです。
【3】の2週間に1回ペースは、生理とは重ならなくても排卵日と重なってしまう可能性があります。排卵前後はあまり体調が良くないという人は、避けた方が良さそうです。
こうして見ると、【2】の1ヶ月に1回ペースというのが、もっとも生理を予想しやすくスムーズに通えそうですね!
まとめ
脱毛サロン通いをするなら、施術と生理日とが重なって予約をキャンセルしたり変更したりするのは、できれば避けたいですよね。
とはいえ、身体のことですからどうしようもない面もありますし、生理を完ぺきにコントロールするのは、薬に頼らない限りは無理でしょう。
それならば、目を向けるべきなのは生理を避けることではなく、いかに生理とうまく付き合いながら脱毛サロンに通うか です。
例えば、1ヶ月に1回の施術が可能なサロンなら、生理日をしっかり予測して予約を取ることができます。さらに予約対応がスムーズなサロンであれば、キャンセルや変更もしやすいですよね。
営業時間が長いサロン…1日の受け入れ人数が多く予約を変更しやすい
施術時間が速いサロン…回転が早いので予約枠が多く変更しやすい
どうしても生理が心配という人は、このような基準でサロンを選んでみてください。きっと、ストレスフリーのサロン通いができますよ♪